①PSA鑑定とは?初心者向けに分かりやすく解説
フリマサイトやカードショップで、「PSA10」「PSA鑑定品」といった言葉を目にする機会があるのではないでしょうか。特に高額なカードでは、未鑑定のカードよりもPSA鑑定を受けたカードが高い価格で取引されることもあります。
ただ、カードを集め始めたばかりの方にとっては、「そもそもPSAとは何なのか」「PSA10になると何が違うのか」が分かりにくいかもしれません。
そこで今回は、PSA鑑定の基本的な仕組みから、グレードの意味、鑑定を受けるメリットまで、初めての方にも分かりやすく解説します。
- PSA鑑定とはどのようなものなのか
- PSA10・PSA9などの数字が表す意味
- PSA鑑定を利用する主なメリット
- PSA鑑定品を見るときのポイント
PSA鑑定の基本的な流れ(ものすごくざっくり)
PSA鑑定とは?
PSAとは、トレーディングカードなどの真贋や状態を鑑定するサービスです。
カードをPSAへ提出すると、専門の鑑定を経て状態に応じたグレードが付けられます。
鑑定が完了したカードは、カード名や型番、グレードなどが記載されたラベルとともに、専用の透明なケースへ封入されます。このケースに入った状態を「PSA鑑定品」と呼びます。
自分でカードを見て「かなりきれいだから美品だ」と感じても、その評価は人によって変わることがあります。
PSA鑑定では、カードの状態について第三者による一定の基準で評価を受けられるため、カードの状態を判断するときの材料の一つになります。
また、鑑定品には固有の番号が付与されます。PSAの情報と照合することで、その番号に登録されているカードやグレードを確認することもできます。
高額なカードを購入するときには、こうした仕組みを知っておくだけでも安心材料の一つになるのではないでしょうか。
PSAのグレードはどうやって決まる?
PSAでは、カードの状態が1から10までのグレードで評価されます。
その中で最も高い評価がPSA10です。
| グレード | 名称 | コンディションの目安 |
|---|---|---|
| PSA10 | GEM MINT | ほぼ完璧に近い状態。目立つキズや欠点がほとんどない |
| PSA9 | MINT | 非常にきれいな状態。ごくわずかなキズや印刷上の欠点がある場合がある |
| PSA8 | NM-MT | きれいな状態。軽微なキズや角・縁の傷みなどが見られる場合がある |
PSA10は「GEM MINT」と呼ばれ、非常に状態の良いカードに与えられるグレードです。その次がPSA9、PSA8と続きます。
鑑定では、カード表面のキズだけを確認しているわけではありません。
- カードの四隅
- カードの縁
- カード表面の状態
- 印刷位置のバランス(センタリング)
こうした複数の要素を確認したうえで、最終的なグレードが決まります。
そのため、一見すると非常にきれいなカードでもPSA9や8になることがあります。自分では気付かなかった細かな部分が評価に影響することもあるでしょう。
「ショップの傷なしを購入したからPSA10になる」「パックから開封した直後だからPSA10になる」というわけではありません。
カードは製造や裁断、印刷の段階で細かな状態差が生じることがあります。パックから出したばかりのカードであっても、最高評価になるとは限りません。
見た目がきれいだからといってPSA10になるとは限らないという点は、最初に知っておきたいポイントです。
このあたりが、PSA鑑定のおもしろさでもあり、難しいところかもしれません。
PSA鑑定をするメリットは?
PSA鑑定を利用する大きなメリットの一つは、カードの状態を第三者に評価してもらえることです。
未鑑定カードの場合、「美品」「微傷あり」といった表現は販売者によって判断基準が異なります。
一方、PSA鑑定品であればPSA10、PSA9といった共通のグレードが付けられているため、状態を比較するときの一つの目安になります。
同じカードでも、PSA10・PSA9・PSA8などのグレードによって取引価格が大きく変わる場合があります。
また、鑑定後はカードが専用ケースに封入されるため、コレクションとして保管しやすい点もメリットでしょう。
お気に入りのカードを長期間保管したい方にとっては、ケースに入った状態で並べて楽しめることも魅力だと思います。
さらに、PSA10の流通枚数が少ないカードや取得率の低いカードでは、未鑑定品やPSA9と比較して高値で取引されることがよくあります。
ただし、「PSA10なら高額になる」という意味ではありません。カードそのものの人気、希少性、需要、流通量などによって相場は大きく異なります。
グレードはカードの価格を考えるうえで重要な要素ですが、あくまで複数ある要素の一つ、と考えておくと分かりやすいでしょう。
PSA鑑定品を見るときに知っておきたいこと
PSA鑑定品を見るときは、グレードだけで判断しないことも大切です。
例えば、同じPSA10でもカードごとに相場は異なります。
元々のカードの希少性や人気はもちろん、PSA10が何枚存在しているのかも注目すべき点です。
PSAでは、各カードがグレードごとに何枚鑑定されているかを確認できる「Population Report」と呼ばれるデータがあります。日本では「鑑定枚数」「PSA枚数」などと呼ばれることもあります。
ただし、鑑定枚数が少ない=高額という単純な関係ではありません。
需要が少なければ価格が上がらないこともありますし、反対に鑑定枚数が多くても非常に人気の高いカードであれば、高い価格で取引されることもあります。
PSA鑑定品の相場を見るときは、グレード・人気・希少性・鑑定枚数・実際の取引価格を組み合わせて見ることが大切です。
そのため、PSA鑑定品の価値を見るときは、「どのグレードなのか」だけではなく、「そのカードがどのくらい人気なのか」「最近どのくらいの価格で取引されているのか」といった情報も一緒に確認すると、相場を理解しやすくなると思います。
当サイトでも、旧レリーフを中心にPSAグレード別の取引価格や相場情報を掲載しています。PSAという仕組みを知ったうえで実際の取引データを見ると、同じカードでもグレードによってどの程度価格差があるのか、より分かりやすく感じられるかもしれません。
PSA鑑定について覚えておきたいこと
- PSAではカードの状態などが1~10のグレードで評価される
- PSA10はPSAにおける最高評価
- きれいなカードでもPSA10になるとは限らない
- グレードによってカードの取引価格が変わることがある
- カードの価値はグレードだけで決まるものではない
PSA鑑定とは、トレーディングカードの状態などを第三者が鑑定し、1から10までのグレードを付けるサービスです。
最高評価はPSA10ですが、カードがきれいに見えるからといってPSA10になるとは限りません。
また、PSA10というだけでカードの価値が決まるものでもなく、カード自体の人気や希少性、鑑定枚数、実際の取引相場など、さまざまな要素が価格に関係します。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、「PSAの数字はカードの状態を表す一つの基準」と覚えておけば、鑑定カードを見るときにも理解しやすくなるでしょう。